協議離婚に役立つブログを掲載しています

効率の良い財産分与の話し合い

財産分与の進め方を解説

【目次】

財産の一覧表(見本)
分配する割合は折半(50%)ですか?
話し合いを終えた後は?
全ての財産(家電など)について話し合うべき?
チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成

協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すものなので、
財産分与の条件については夫婦間で自由に決めることができます。

財産分与とは婚姻期間中に蓄えた財産を分配(清算)することです。

財産分与の条件に関する話し合いの進め方としては、
婚姻期間中に蓄えた財産の一覧表を作ることから始めます。

この一覧表はメモ用紙に書くレベル(箇条書き)で問題ありません。

財産の一覧表(見本)

① ノートパソコン
② デスクトップパソコン
③ 32型のテレビ
④ ブルーレイレコーダー
⑤ 冷蔵庫
⑥ 夫名義の預金80万円

財産の一覧表が完成してからの進め方は、
夫婦間でどのように分配するかという話し合いを始めます。

つまり「誰が何を取得するか」という話し合いになります。

夫「家に残るから①~⑤は譲ってほしい。」
妻「実家に戻るから⑥預金は全額譲ってほしい。」

上述の通り、夫婦間の話し合いをベースに進めるので、
このように各夫婦の自由な意思で分配方法を決定できます。

今回の財産分与は夫が動産(家電)、妻が預金(現金)を受取ることになりました。

ちなみに難しい言葉で分配(清算)する財産を共有財産と言います。
分配しない財産(独身時代の貯金や相続した財産)を特有財産と言います。

Q分配する割合は折半(50%)ですか?

財産分与の分配割合は折半が妥当かつ公平と考えられます。
ただ離婚時の状況に応じて柔軟に対応(折半以外)してもいいと考えます。

上記の例だと夫は家に残るから家電が必要となり、
妻は実家に戻るから家電は不要で預金をもらいたいと考えています。

話し合いを終えた後は?

① 口約束で終える
② 離婚協議書を作る
③ 離婚公正証書を作る

夫婦間で合意した財産分与の条件の終わらせ方については、
分配方法の話し合いと同じで各夫婦の判断で3つの選択肢から選べます。

元妻「ノートパソコン譲ってくれないかな?」
元夫「全ての家電をくれる代わりに預金を譲ったじゃないか。」

合意した財産分与の条件を口約束で終えた場合、
離婚後、このようなトラブルに発展する可能性があります。

このリスクを減らすためには②や③といった書面作成をお勧めします。

離婚協議書や離婚公正証書といった書面を作る(残す)ことで、
合意条件が証拠として紙に残るので、このようなトラブルを防ぐことができます。
(※ 厳密には清算条項という条件を書面に残すことで防げます。)

Q全ての財産(家電など)について話し合うべき?

財産の一覧表に細かいモノ(ドライヤーなど)まで入れると、
分配(清算)する財産の量が増えて協議に時間がかかるので切り捨ても大切です。
(注 全ての家電を書面に残すと記載量がとんでもないことになります。)

切り捨てた財産は口約束で終えることになります。

こういう訳で効率の良い財産分与の進め方としては、
共有財産の一覧表を作り、合意した条件を書面に残して終えることです。

当事務所では離婚公正証書や離婚協議書作成を通じて、
協議離婚に悩んでいる方の不安などを解消させて頂きます。無料相談実施中。

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チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成

離婚チェックシートを使って離婚協議書や離婚公正証書を作成

離婚協議書や離婚公正証書作成のご依頼を受けた場合、
シンプルでわかりやすい離婚チェックシートの送付から始めます。

ここでは離婚チェックシートについてお伝えしていきます。

離婚チェックシートとは?

1.全13ページ63個の離婚条件を掲載
2.養育費と面会交流の条件が多く31個掲載
3.わかりやすいように○×回答形式を多く採用
4.協議離婚に関する情報や条件を集める時間を節約

離婚チェックシートがあれば財産分与の情報を集める時間を省略できます。
つまり離婚協議書や離婚公正証書の完成期間、離婚届の提出時期を早めれます。

もちろん財産分与(預金や動産など)に関する項目も掲載しています。

さらに離婚チェックシートを使えば夫婦間の再協議の回数が減ります。
なぜなら以下のようにスムーズに離婚協議を進めることができるからです。

妻「家具家電の財産分与はどの選択肢にする?」
夫「今の状況を考えると1つ目を○でいいと思う。」

わかりやすいように○×回答形式を多く採用しています。

当事務所では20代~30代のご依頼者様が多いので、
離婚チェックシートには養育費と面会交流の条件を多く掲載しています。

当事務所では完成後、ご依頼者様の声のご協力をお願いしています。
この声は任意のお願いなので、ご協力を頂ける方のみ掲載をしています。

以下に離婚チェックシートに触れた箇所を一部抜粋してお伝えします。

・こちらの希望を書いていくと、
 整理されて、先々のことが見通せてすっきりしました。

・作成に必要なチェックリストもシンプルでわかりやすく、
 自分で作成していたらもっと時間がかかったと思います。

離婚チェックシートの詳細はこちらのページに掲載しています。

こういう訳で離婚チェックシートはご依頼者様からご好評を頂いております。
注1)離婚チェックシートのみの販売はしておりません。
注2)弁護士法の規定により、相手方との交渉はお引受できません。

当事務所では初回無料相談を実施しておりますのでお気軽にご利用下さい。