協議離婚に役立つブログを掲載しています

後悔しない協議離婚終了までの進め方とは?

著者は離婚に強い行政書士辻雅清

【目次】

○ 離婚情報の収集からスタート
○ 夫婦間協議のポイントは2つ
○ 離婚協議の場での注意点とは?
○ チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成

先ず協議離婚は養育費などの離婚条件について、
夫婦間の協議で進めることができ自由に決めることができます。

協議離婚には自由度が高いという特徴があるので、
協議開始前に自分の希望する離婚条件をまとめてから進めることが大事です。
例)養育費は高等学校卒業まで毎月5万円払ってほしいと決める。

効率よく進める方法を理解できれば協議離婚の終了時期も早まります。

離婚情報の収集からスタート

◇ ウェブサイトから集める
◇ 離婚関連の書籍を購入する
◇ 離婚経験者に相談をする
◇ 専門家に相談をする

先ず配偶者に伝える離婚条件をまとめる必要があります。
そのためには離婚情報が必要となりこれらの媒体から集めていきます。

ご両親の協力を得ることができれば情報収集のスピードは上がります。
当事務所へのご相談時にご両親が同席されることも多々あります。

次に集めた情報の中から以下のように必要不要の取捨選択をします。
・慰謝料請求はしないからこの情報はいらない。
・養育費のボーナス払いもできるならこの情報は必要。
・生命保険は掛け捨てタイプだからこの情報はいらない。

そして必要な情報を整理してから配偶者との協議を始めていきます。

夫婦間協議のポイントは2つ

① 自分の希望が100%通る可能性は低い
② 妥協できる点と妥協できない点の見極めが重要

離婚原因に左右されますが全ての希望を通すことは難しいです。
妥協できる点とできない点の判断を間違えずに慎重に進めて下さい。
例1)面会交流の回数は妥協できるけど養育費の金額は妥協できない。
例2)不動産の財産分与は妥協できるけど慰謝料は妥協できない。

余談ですが離婚原因が配偶者の不貞行為(不倫)の場合は希望が通りやすい印象を受けます。

なお、どうしても妥協できない条件があり協議が進まない場合、
協議離婚の成立を諦めて家庭裁判所でおこなう調停申立という選択肢もあります。

調停離婚の詳細は弁護士さんへの相談をお勧めします。

離婚協議の場での注意点とは?

夫「細かい条件は離婚後に協議しよう。」
妻「わかりました。離婚届の提出を優先しよう。」

何か事情があり離婚条件の協議を先延ばしにすることがあります。
そして離婚後に生活が落ち着いてから残りの条件を協議することになります。
例)保育園への入園の関係から今月中に離婚届を提出しないといけない。

協議の先延ばしにはリスクがあるのでご注意下さい。

それは離婚後に元配偶者が協議に応じてくれないということです。
余程の事情がない限り、全ての協議を終えてから離婚届を提出して下さい。
例)養育費の終期について協議を求めたけど非協力的で困っている。

また協議に応じてくれたとしても悪い条件を提示されることもあり得ます。

元妻「養育費は月5万円払ってほしい。」
元夫「月5万円ではなく3万円だったら払うよ。」

元妻「離婚前は5万円でいいと言ったでしょ?」
元夫「言ったけど冷静に考えたら3万円が限界かな。」

これは離婚前に協議を終了していれば起きなかった可能性があります。
離婚前に全てを話し尽くす。これが後悔しない協議離婚終了までの進め方です。

最後に協議を終えれば離婚届を提出して終了となりますが、
離婚協議書や離婚公正証書を作成する場合は離婚前に作ることをお勧めします。

当事務所では離婚協議書や離婚公正証書作成を通じて、
協議離婚で悩んでいる皆さまの疑問を解消します。
無料相談も実施しています。

チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成

離婚協議書や離婚公正証書作成のご依頼を頂いた場合、
シンプルでわかりやすい離婚チェックシートの送付から始めます。

〈離婚チェックシートとは?〉
① 全13ページ63個の離婚条件を掲載
② わかりやすいように○×回答形式を多く採用
③ 協議離婚の情報や条件を集める時間を省略できる

離婚チェックシートには①~③の特徴があります。
つまり離婚協議書や離婚公正証書の完成期間、離婚届の提出時期を早めることができます。

また離婚チェックシートを利用すれば離婚協議を効率よく進めやすくなるため再協議の回数を減らせます。

離婚チェックシートを利用されたご依頼者様の声の一部(抜粋)をお伝えします。

〈ご依頼者様の声の一部抜粋〉
・こちらの希望を書いていくと、
 整理されて、先々のことが見通せてすっきりしました。

・作成に必要なチェックリストもシンプルでわかりやすく、
 自分で作成していたらもっと時間がかかったと思います。

離婚チェックシートの詳細はこちらのページに掲載しています。
また当事務所では初回無料相談を実施しておりますのでお気軽にご利用下さい。