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物語形式で妻が再婚した時の養育費を解説

元妻が再婚した時の養育費について解説

【目次】

離婚した時の養育費の条件
元妻が再婚した時の実父の気持ち
ここまでのまとめ
離婚時に公正証書を未作成の夫婦はどうなる?
チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成

離婚公正証書や離婚協議書を作る過程で、
養育費と再婚の関係について↓のご質問を多数頂きます。
離婚公正証書の詳細はこちら、離婚協議書の詳細はこちらをご覧下さい。

今回のテーマである「妻が再婚した場合の養育費」の話とは逸れますが、
養育費の相場をテーマにした子供の人数や年収に応じた養育費の相場もご覧下さい。

Q妻が再婚したら養育費はどうなりますか?
Q妻が再婚しても、養育費は払わないといけませんか?

今回は離婚に伴い妻が親権者になったというケースでお伝えします。

離婚した時の養育費の条件

◇ 親権者は妻がなる
◇ 養育費は毎月4万円払う
◇ 子供が20歳になるまで払う
◇ 合意条件を離婚公正証書に残す

離婚協議でこのような条件で養育費の合意をしました。
そして離婚してから5年後、妻がAさんと再婚することになりました。

再婚に伴い子供とAは養子縁組することになりました。

元妻が再婚した時の実父の気持ち

・新しい父親(A)が子供の面倒を見るだろう
・Aが面倒を見るし、養育費を払わなくていいだろう。

元妻が再婚したという事実を知った実父(元夫)の気持ちとしては、
このように養育費を払わなくていいと考えることが多いです。(支払義務の消滅)

たしかに養子縁組することで、子供とAには扶養義務が生じますが、
実父との親子関係が切れることはないので、支払義務が消滅することはありません。
(※ この扶養義務はAが実父より優先されることになります。)

実父「再婚したんだから養育費を下げてくれないかな?」

ただし、養育費の支払義務が消滅しない(0円)と言っても、
このように実父から元妻に養育費の減額を求めることは可能です。(再協議の請求)

この請求は2人(元夫と元)の話し合いで解決を目指します。
仮に合意ができない場合は、家庭裁判所の調停で結論を出すことになります。

調停の申立は任意なので、申立をしない場合は金額の変更は起きません。
つまりこれまで通り離婚公正証書に記載した4万円を払わないといけません。

尚、再婚に伴う養育費の再協議を希望されるご依頼者様が多いので、
離婚公正証書や離婚協議書には再婚通知義務を入れるケースが多いです。
(例 再婚した場合は10日以内に元夫に通知をする。)

ちなみに減額請求の合意(4万円から3万円)がされた場合は、
離婚公正証書や離婚協議書に記載している金額変更の手続きを忘れないで下さい。

A「前夫からの養育費なんていらないよ。」

最後にこれは再婚しないとわからないことですが、
このように自分のお金で子供を育てるという再婚相手もいらっしゃいます。

つまり再婚に伴う養育費の再協議は元夫婦間での話し合いですが、
この協議の結論については、間接的に再婚相手の心情が絡むこともあり得ます。

ここまでをまとめると↓の通りとなります。

・養育費の減額の再協議をするか決める。
・再協議をしない場合はこれまで通りの金額を支払う。
・再協議をした場合は養育費が減額される可能性がある。
・減額が決まった場合は公正証書の金額を変更する。
・再協議で結論が出ない場合は家裁の調停を検討する。

再協議をする場合はよく話し合って結論を出して下さい。

Q離婚時に公正証書を未作成の夫婦はどうなる?

このケースでは元々養育費は口約束で終えていたことになります。

このことから選択肢は2つ考えられます。

1.減額の再協議をして口約束で終える。
2.減額の再協議をして養育費支払の公正証書を作る。

どちらの選択肢を選んでもメリット・デメリットがあります。
これらをよく調べた上で、元夫婦間でどう結論を出すか考えて下さい。
(例 口約束の場合、他方が合意した養育費より安い(高い)金額を主張する。)

当事務所では離婚公正証書や離婚協議書作成を通じて、
協議離婚に悩んでいる方の不安などを解消させて頂きます。無料相談実施中。

仕切り線1

チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成

離婚チェックシートを使って離婚協議書や離婚公正証書を作成

離婚協議書や離婚公正証書作成のご依頼を受けた場合、
シンプルでわかりやすい離婚チェックシートの送付から始めます。

ここでは離婚チェックシートについてお伝えしていきます。

離婚チェックシートとは?

1.全13ページ63個の離婚条件を掲載
2.養育費と面会交流の条件が多く31個掲載
3.わかりやすいように○×回答形式を多く採用
4.協議離婚に関する情報や条件を集める時間を節約

離婚チェックシートがあれば養育費の情報を集める時間を省略できます。
つまり離婚協議書や離婚公正証書の完成期間、離婚届の提出時期を早めれます。

もちろん養育費の再協議や再婚通知義務に関する項目もあります。

さらに離婚チェックシートを使えば夫婦間の再協議の回数が減ります。
なぜなら以下のようにスムーズに離婚協議を進めることができるからです。

妻「養育費の再協議の項目はどうする?」
夫「再婚したら再協議をしたいので○をつけよう。」

わかりやすいように○×回答形式を多く採用しています。

当事務所では20代~30代のご依頼者様が多いので、
離婚チェックシートには養育費と面会交流の条件を多く掲載しています。

当事務所では完成後、ご依頼者様の声のご協力をお願いしています。
この声は任意のお願いなので、ご協力を頂ける方のみ掲載をしています。

以下に離婚チェックシートに触れた箇所を一部抜粋してお伝えします。

・こちらの希望を書いていくと、
 整理されて、先々のことが見通せてすっきりしました。

・作成に必要なチェックリストもシンプルでわかりやすく、
 自分で作成していたらもっと時間がかかったと思います。

離婚チェックシートの詳細はこちらのページに掲載しています。

こういう訳で離婚チェックシートはご依頼者様からご好評を頂いております。
注1)離婚チェックシートのみの販売はしておりません。
注2)弁護士法の規定により、相手方との交渉はお引受できません。

当事務所では初回無料相談を実施しておりますのでお気軽にご利用下さい。