財産分与の話し合いで揉めた時はどうする?
【目次】
○ 話し合いで揉めた時の3つの選択肢
○ チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成
協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すものなので、
離婚時における財産分与の条件は自由に決めることができます。
そして協議離婚における財産分与とは、
婚姻期間中に蓄えた財産を夫婦間で分配(清算)することを言います。
財産の分配方法は折半(50%)が公平かつ妥当なので、
夫婦間に特別な事情がない限り、話し合いで揉める可能性は低いです。
(例 離婚後、幼い子供の面倒を見る母親に預金を多く分配する。)
ただし、不動産の財産分与は住宅ローン問題が絡むので、
簡単に結論を出すことができず、話し合いで揉める可能性はあります。
尚、動産(電化製品など)や預金の財産分与で揉めるご依頼者様は少ないです。
当事務所では離婚公正証書や離婚協議書を作成しています。
離婚公正証書の詳細はこちら、離婚協議書の詳細はこちらをご覧下さい。
それでも話し合いで揉めた時の対策について↓でお伝えします。
話し合いで揉めた時の3つの選択肢
① 自分が折れて相手に譲る
② 粘り強く話し合いを続ける
③ 協議離婚の成立を諦める
財産分与で揉める原因は分配方法(比率)が考えられます。
そのような状況では①~③の選択肢から1つを選ぶことになります。
(例 預金の分配を折半ではなく、6対4にしたいと言われて揉める。)
例①「財産分与は折れるけど養育費の条件は譲れない。」
協議離婚で話し合う条件は財産分与だけではないので、
例①のようにここは折れて、他の条件を有利に進めるという方法があります。
余程の事情がない限り、100対0の条件は出ないので、
お互いが折れる・折れないを繰返しながら最終合意を目指していきます。
(※ 離婚原因が不倫の場合は、不倫をされた側が有利になりやすいです。)
例②「愛着があるから車だけは譲ってほしい。」
財産分与は婚姻期間中に購入したモノ(蓄えたモノ)を分配するものです。
一方に思い入れがあるモノは例②のように粘り強く話し合いを続けていきます。
財産分与を考える場合「愛着があるモノ」という視点で考えることは大切です。
例③「話し合いを続けても無理そうだな。」
夫婦間の話し合いが進まなくて平行線の場合は、
例③のように協議離婚の成立を諦めて、家裁の調停などに進むことができます。
調停離婚などは裁判所が関与して解決を目指すものです。
夫婦間の話し合いで結論を出せる協議離婚とは特徴が異なります。
尚、調停に進むことに抵抗感がある場合は弁護士さんへの依頼も検討できます。
上述の通り、財産分与(不動産は除く)で揉めるご依頼者様は少ないですが、
離婚後のトラブルを防ぐために最終合意した条件を書面に残すことをお勧めします。
書面とは離婚公正証書や離婚協議書を言います。
書面化することで証拠としての効力が生まれて合意条件の蒸し返しを防げます。
(例 愛着のある車を取得して離婚したけど、離婚後、売却してと言われ揉める。)
仮に夫婦(自分達)で離婚公正証書や離婚協議書を作る場合は、
離婚後に揉める確率を減らすためにも財産分与の情報収集を怠らないで下さい。
当事務所では離婚公正証書や離婚協議書作成を通じて、
協議離婚に悩んでいる方の不安などを解消させて頂きます。無料相談も実施中。
チェックシートを使ってスムーズに離婚協議書などを作成
離婚協議書や離婚公正証書作成のご依頼を受けた場合、
シンプルでわかりやすい離婚チェックシートの送付から始めます。
ここでは離婚チェックシートについてお伝えしていきます。
離婚チェックシートとは?
1.全13ページ63個の離婚条件を掲載
2.養育費と面会交流の条件が多く31個掲載
3.わかりやすいように○×回答形式を多く採用
4.協議離婚に関する情報や条件を集める時間を節約
離婚チェックシートがあれば財産分与の情報を集める時間を省略できます。
つまり離婚協議書や離婚公正証書の完成期間、離婚届の提出時期を早めれます。
さらに離婚チェックシートを使えば夫婦間の再協議の回数が減ります。
なぜなら以下のようにスムーズに離婚協議を進めることができるからです。
夫「預金の財産分与はどの選択肢がいい?」
妻「証拠として残したいから2つ目を○にしよう。」
わかりやすいように○×回答形式を多く採用しています。
当事務所では20代~30代のご依頼者様が多いので、
離婚チェックシートには養育費と面会交流の条件を多く掲載しています。
当事務所では完成後、ご依頼者様の声のご協力をお願いしています。
この声は任意のお願いなので、ご協力を頂ける方のみ掲載をしています。
以下に離婚チェックシートに触れた箇所を一部抜粋してお伝えします。
・こちらの希望を書いていくと、
整理されて、先々のことが見通せてすっきりしました。
・作成に必要なチェックリストもシンプルでわかりやすく、
自分で作成していたらもっと時間がかかったと思います。
離婚チェックシートの詳細はこちらのページに掲載しています。
こういう訳で離婚チェックシートはご依頼者様からご好評を頂いております。
注1)離婚チェックシートのみの販売はしておりません。
注2)弁護士法の規定により、相手方との交渉はお引受できません。
当事務所では初回無料相談を実施しておりますのでお気軽にご利用下さい。