離婚したいと決意する|第1話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
2人は結婚後、幸せな夫婦生活を送っていましたが、
長女の琴梨が生まれた頃から、夫婦間にすれ違いが生じることになりました。
一郎は出世をしてから、仕事が多忙で帰宅時間も遅くなり、
花子は家事を手伝ってくれない一郎への不満が少しずつ溜り始めました。
一郎は家事に無関心でも、琴梨への愛情はあり、
琴梨も一郎に対して懐いており、親子関係は良好でした。
花子「休みの日くらい家事を手伝って欲しい。」
一郎「あまり休み取れないから、ゆっくりさせてくれよ。」
一郎が仕事で疲れているということは理解出来ましたが、
小さな不満が蓄積されて、些細なことでも喧嘩をするようになりました。
(例 何度言っても、洗濯機に黒物と白物を一緒に入れる。)
花子「イライラすると疲れが溜まる。」
花子「喧嘩すること自体、めんどくさくなってきた。」
夫婦喧嘩をするとストレスが溜まってくるので、
遂に喧嘩をすることもなくなり、徐々に夫婦間の会話も減っていきました。
又、琴梨に喧嘩をしている姿は見られたくないという思いもありました。
花子「一郎との生活は限界に近い。」
花子「顔も見たくないし、同じ空気も吸いたくない。」
やがて小さな不満は一郎への無関心へと変化していき、
花子は一郎に対して、常にこのような負の感情を抱くようになりました。
花子「離婚するしかないかな。」
花子「一郎と夫婦生活を送る意味はないかな。」
花子は一郎への愛情という感情が消えていることに気付きました。
そして花子の頭の中に「離婚」という文字がよぎったので、
一郎との離婚を決意し、今後の人生について真剣に考えるようになりました。
離婚を決意した花子は、早速離婚に向けて準備を始めました。(第1話終了)
離婚の準備をする|離婚物語2話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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