夫に離婚したいと伝える|第4話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
ある晩、花子は仕事から帰ってきた一郎に離婚の意思を伝え、
それと同時に用意していた、5つの希望条件を書いたメモを渡しました。
一郎「本当に離婚したいと考えているの?」
花子「何度も自問自答をした上で出した結論です。」
一郎は突然の申出(花子の離婚意思)に驚きましたが、
5つの希望条件が書かれたメモを見ると、花子の本気度を感じました。
一郎「突然の話で驚いているし、少し考える時間が欲しい。」
正直な話、一郎も喧嘩が続いて疲れていたので、
花子の離婚の意思を知って、真剣に考えようと思いました。
ただ直ぐに決断は出来ないので、このように時間が欲しいと伝えました。
花子「問題ないから、じっくりと考えて答えを出して欲しい。」
花子も直ぐに答えをもらえるとは思っていなかったので、
考える時間が欲しいという一郎の返答については、想定内のものでした。
又、一郎からは拒否ではなく前向きな返答をもらえたので、
花子は少し安堵しましたが、同時にこれからが本番だと強く感じました。
(※ 一方に離婚意思がない場合、協議離婚の成立を諦めることになります。)
一郎「色々準備をしていたんだなぁ。」
一郎「花子は本気で離婚を考えているんだなぁ。」
花子の申出から数日間、一郎は考える時間を作って、
条件が書かれたメモを見ながら、このように離婚の本気度(意思)を感じていました。
そして一郎も花子と同じように離婚の情報を集めて、
自分が伝えたい離婚条件について、ある程度まとめることが出来ました。
一郎「明日の夜から話し合いを始めよう。」
花子「ありがとう。私も準備しておきます。」
一郎も離婚の意思を固めることが出来たので、
花子と離婚条件について、話し合いを始める決意をしました。(第4話終了)
離婚の話し合いを始める|離婚物語5話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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