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面会交流の話し合い|第7話

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協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。

物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)

【登場人物】

夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)

田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。

花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。

養育費の話は保留になったので、面会交流の話へ移りました。

花子「面会交流は月2回の実施でいいかな?」
一郎「月2回あれば十分だし問題ないよ。ありがとう。」

一郎は育児や家事については非協力的でしたが、
あくまでも仕事の忙しさが原因であり、琴梨への愛情はありました。

離婚しても仕事の量が減る訳ではないので、
面会交流の頻度が月2回というのは、ちょうど良いペースだと感じました。

花子「細かい条件については都度協議でいいかな?」
一郎「仕事との兼ね合いもあるから、その方が助かるよ。」

花子が面会交流の条件に関する情報を集めていた時、
実施の日時や場所などを細かく決めた方が良いとありましたが、
一郎の琴梨への愛情を知っていたので、頻度だけ決めれば良いと考えました。

花子「琴梨が大きくなったらどうする?」
一郎「その時は琴梨の意思(気持ち)に任せたいと思う。」

琴梨が幼い間は花子と一郎の話し合いで決定し、
一定の年齢になれば、琴梨の意思を尊重するということで合意しました。
(※ 子供が一定の年齢になれば、子供の意思を尊重して実施するべきです。)

花子「最後に1つお願いがある。」
花子「琴梨に悪口や愚痴を言うのは止めよう。」

離婚しても一郎と琴梨には良い関係を築いて欲しいので、
花子はこのようにお互いが悪口を言うのは止めようという提案をしました。
(※ この中傷禁止の条件は大切な合意となります。)

一郎「分かった。約束する。」
一郎「面会交流では楽しい話だけするよ。」

離婚の被害者は琴梨だと分かっていたので、一郎はこの提案を受入れました。

こういう訳で養育費の条件の話し合いとは違って、
面会交流の合意は出来たので、預貯金の話し合いに移りました。(第7話終了)

預貯金の財産分与で揉める|離婚物語8話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)

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