1回目の話し合いを終える|第9話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
1回目の話し合いを終えた花子の感想は、
想像していたより進んだという、ポジティブなものでした。
「正確な離婚情報があれば、効率良く話し合いが進む。」
又、離婚情報を集めていた時に離婚サイトに書かれていた、
離婚の話し合いでは準備が大切だという、言葉の意味がよく理解出来ました。
【話し合いの結果】
○ 琴梨の親権が欲しい
× 養育費の金額は保留(5万円又は3万円)
○ 面会交流は月2回まで認める
○ 預金300万円の内200万円欲しい
○ 自動車は一郎が取得する
○ 年金分割は折半(50%)で合意する
1回目の話し合いでは、養育費以外は全て合意をして終えました。
養育費以外の離婚条件について揉めることも予想していたので、
花子の気持ちとしては、想像以上に良い話し合いが出来たと安堵しました。
特に預貯金を多めに譲ってもらうという条件については、
自動車取得の話と絡めて、上手く合意出来たなと思いました。
(※ 離婚協議では譲れる点、譲れない点の線引きが大切です。)
花子「あとは養育費だけだな。」
花子「養育費については、もう1度情報を探してみよう。」
一郎に借金問題があって、養育費の希望額が3万円ということには驚きました。
その結果、養育費のボーナス払いを提案しましたが、
次の話し合いで受入れてくれるか不透明だと感じたので、
他に良案(代替案)がないか、もう1度養育費の情報を集めようと思いました。
情報の集め方は理解しているので、早速準備に取り掛かりました。(第9話終了)
離婚情報を再び集める|離婚物語10話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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