協議離婚を選択するメリット
協議離婚のメリットを知るためには、成立条件の理解が必須です。
【成立条件とは】
① 夫と妻に離婚の意思がある
② 未成年の子供の親権を決める
③ 離婚届を提出する
協議離婚はこの3点をクリアすれば成立するので、
他の離婚(調停や裁判など)に比べると、手続きは簡単です。
又、協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すので、
仮に両親から反対されても、気持ちの葛藤は起きますが関与は受けません。
(※ 2人の意思で離婚する(しない)を決定出来ます。)
この手続きの簡単さが、協議離婚で1番のメリットと言えます。
妻「限界だから離婚したい。」
夫「分かった。明日離婚届を出そう。」
こういう訳でお勧めすることは出来ませんが、
離婚の意思を伝えた翌日に離婚届を提出することも可能です。
(※ このようなスピード離婚は調停では出来ません。)
【離婚条件とは】
◇ 養育費や面会交流
◇ 慰謝料や財産分与
協議離婚では養育費や慰謝料の金額だけではなく、
財産分与の分配方法などについても、話し合いで自由に決定出来ます。
(例 夫はパソコンとエアコン、妻はテレビと冷蔵庫を取得する。)
例えば年収が同じAさんとBさんがいたとして、
Aさんは養育費を5万円、Bさんは3万円とすることが出来ます。
つまり100組の夫婦がいれば、離婚条件は100通りになります。
こういう訳で協議離婚は夫婦間の話し合いに委ねられるので、
離婚を決意した夫婦の9割が協議離婚(残りは調停など)を選択しています。
この自由度の高さも、協議離婚のメリットだと言えます。
離婚を決意した場合、先ずは協議離婚の成立を目指し、
譲れない条件があって話し合いが難航した時に調停を考える方が多いです。
(例 お互いが子供の親権を主張して、話し合いが平行線で進まない。)
協議離婚にはこのようなメリットがありますが、
当然にデメリットもあるので、両方を知った上で話し合いを始めて下さい。
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