2回目の話し合いの準備|第13話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
花子は色々な離婚情報を集めることが出来たので、
2回目の離婚協議に向けて、伝える内容をまとめることにしました。
1回目の離婚協議の前に情報を集めた時よりも、
効率良く収集出来たので、伝える内容を早くまとめることが出来ました。
【伝える条件】
① 養育費の加齢加算を伝える
② 離婚協議書を作りたいと伝える
離婚後の一郎の生活(数年間の借金支払)を考慮した結果、
養育費はボーナス払いではなく、加齢加算を希望することを決めました。
花子「一郎の生活も考えよう。」
花子「離婚から数年間は毎月3万円で我慢しよう。」
琴梨が9歳になるまでの養育費は毎月3万円なので、
率直に言って厳しいと感じましたが、そこは妥協しようと考えました。
(※ 琴梨が9歳までは3万円、それ以降は6万円という加齢加算を伝える。)
1回目の離婚協議ではボーナス払いの反応が鈍かったけど、
加齢加算なら受け入れてくれる可能性は高いと、花子は思いました。
花子「離婚公正証書は厳しいかな。」
花子「離婚協議書なら承諾してくれそう。」
養育費の情報を探していた時に知った離婚協議書には、
2人にとってメリット(証拠)があるので、提案しようと考えました。
本当は離婚公正証書(強制執行が可)の作成を伝えたかったけど、
1回目の離婚協議での一郎の振舞を見て、離婚協議書でも良いと決めました。
一郎は誠実に1回目の離婚協議に臨んでいたと花子は感じていました。
花子「これで全て準備が出来た。」
そして2回目の離婚協議に臨むことになりました。(第13話終了)
離婚協議を開始する|離婚物語14話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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