2回目の離婚の話し合い|第14話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
花子「準備はいいかな?」
一郎「いいよ。2回目の協議を始めよう。」
2回目の離婚協議の開始です。
一郎は1回目の離婚協議と同じく同僚に相談をして、
養育費は3万円(ボーナス月もなし)にしてもらおうと考えていました。
前回同様、花子の希望条件を伝えることから開始しました。
【花子の離婚条件】
◇ 養育費は加齢加算を希望する
◇ 最後に離婚協議書を作りたい
2回目の離婚協議のテーマは2つだけなので、
一郎も花子も今日中に結論(最終合意)を出したいと考えていました。
協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すものなので、
夫婦間で離婚条件の合意が出来れば、離婚届を提出して終了となります。
つまり今日合意出来れば、明日離婚届を提出することも可能です。
(※ 離婚協議書を作る場合、離婚届の提出前に作ることが望ましいです。)
花子は養育費の加齢加算と離婚協議書の概要を伝えました。
一郎「加齢加算って言葉は初耳だな。」
一郎「離婚協議書を作りたいというのは想定内だな。」
一郎にとって養育費の加齢加算という方法は初耳でしたが、
離婚協議書については、同僚から聞いていたので驚きはありませんでした。
同僚は離婚時に離婚公正証書を作っていたので、
離婚協議書のことも教えてもらい、離婚協議の前に特徴を調べていました。
一郎「詳しく話を聞かせて欲しい。」
一郎「特に養育費の加齢加算について知りたい。」
花子は1回目と同じく、一郎から真摯な姿勢を感じられたので、
安心して2回目の離婚協議が出来ると思い、少し心が軽くなりました。
(※ 離婚協議ではお互いが冷静になれる環境を作ることが大切です。)
そして個別条件の協議を開始することになりました。(第14話終了)
養育費の加齢加算を伝える|離婚物語15話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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