2回目の話し合いを終える|第17話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
一郎と花子は2回目の離婚協議を終えた時点で、
全ての離婚条件について合意出来たので、話し合いは終了となりました。
離婚条件の合意が出来れば、あとは離婚届を提出して終了となります。
花子「合意が出来て良かった。」
花子「想像してたより早く終えることが出来た。」
花子は離婚協議を終えて、このような感想を持ち、
協議離婚における情報収集の大切さを、改めて実感しました。
又、一郎が真摯な姿勢で離婚協議に臨んでくれたことに感謝していました。
【話し合いの結果】
○ 養育費は加齢加算で合意する
○ 離婚協議書を作ることで合意する
2回目の離婚協議で提案した2つのテーマについては、
一郎が2つ共受入れてくれたので、花子にとっては満足出来る結果でした。
一郎「ボーナス払いがなくなって助かった。」
一郎「琴梨のためにも加齢加算の約束は必ず守ろう。」
一郎も養育費の支払がボーナスとの併用ではなく、
花子が妥協案を提示してくれたので、このように支払への意識が高まりました。
子供への養育費の支払率を上げるために、
支払者のモチベーションを上げることは大切なポイントになります。
一般的に離婚協議で100対0になるケースは少なく、
お互いが妥協点を見出す努力をすることで、話し合いはスムーズに進みます。
花子「あとは離婚協議書を作るだけだ。」
花子「良いものを作るためにも情報を集めよう。」
離婚協議書が完成すれば、離婚届を出して終了なので、
花子はこれまでの経験を生かして、離婚協議書の情報を集め始めました。
離婚協議書は離婚後に作ることも出来ますが、
トラブル防止の観点から、離婚前に完成することをお勧めします。
具体的なトラブルとして、いざ作ろうと呼びかけた時、
何かと理由をつけて、作ることに非協力的な態度を取ることです。(第17話終了)
離婚協議書の作り方を調べる|離婚物語18話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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