デメリットは2つあります
協議離婚の特徴を知れば、デメリットの理解が進みます。
協議離婚は夫婦間の話し合いで解決を目指すものなので、
100組の夫婦がいれば、離婚条件は100通り生まれてきます。
主な離婚条件として養育費、面会交流、慰謝料、財産分与などがあります。
例えば、子供の親権の合意だけで終える方もいれば、
親権に加えて養育費や面会交流の合意をする方もいらっしゃいます。
協議離婚では離婚後のトラブルを減らすためにも、
よく話し合って、お互いが納得した上で離婚届にサインすることが大切です。
【協議離婚の特徴とは】
◇ 話し合いで離婚条件を決定
◇ 中途半端な話し合いはトラブルを招く
協議離婚は夫婦間の自由な意思で離婚条件を決定出来ますが、
離婚した後にトラブルが起きた場合、全て自分の責任となります。
つまり協議離婚には自由度が高いというメリットがありますが、
自由度が高いからこそ、自己責任も生じるという1番のデメリットがあります。
離婚の話し合いをする前にこのデメリットを知っていれば、
質の高い離婚協議が期待出来るので、離婚後のトラブルは減ります。
これが協議離婚のデメリットの1つ目となります。
【離婚後のトラブル】
A「養育費を3万円払う。」
B「養育費3万円に加えて学費も折半する。」
AとBを比較すると、Bは子供の学費負担の合意もしているので、
どちらが質の高い話し合いをしたかというと、当然にBだと言えます。
そして学費負担の問題が起きないという点を見れば、
AよりもBの方が細かく話しているので、離婚後のトラブルは起きにくいです。
細部まで話すことで、話し合いの時間はかかりますが、
離婚後の生活は離婚協議より長いという視点を持てば気持ちは楽になります。
つまり離婚協議の時間がかかることは、デメリットではなくメリットになります。
これが協議離婚のデメリットの2つ目となります。
最後に協議離婚では最後まで諦めずに、話し尽くすという姿勢が大切です。
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