離婚届の項目|第23話
協議離婚の流れ(進め方)を理解出来るように、
複数回にわたって物語形式(フィクション)でお伝えさせて頂きます。
物語は全26話ありますが、1話あたり数分で読める内容にしています。
(※ 全体の流れを掴むことで、効率の良い話し合いが期待出来ます。)
【登場人物】
夫 田中 一郎(会社員)
妻 田中 花子(専業主婦)
子 田中 琴梨(5歳)
田中一郎と花子は大学時代のサークル仲間から恋愛関係になり、
2人が就職してから3年後に結婚をして、現在8年目の夫婦となります。
花子は結婚と同時に仕事を辞めて、専業主婦として一郎を支えていました。
完成した離婚協議書を確認している一郎に対して、
花子は引き出しから離婚届を持ち出して、渡しました。
(※ 役所に行けば、離婚届は無料でもらえます。)
花子は記入ミスに備えて、離婚届を2部用意していました。
一郎「あとはサインだけだね。」
花子「うん。サインしてくれたら提出して終わり。」
先に花子は離婚届に記入していたので、
一郎はその内容を確認してから、サインをしました。
一郎「これってどういう意味かな?」
離婚届には養育費と面会交流のチェック欄があり、
一郎はこの項目にどのような意味(効果)があるのか疑問を持ちました。
花子も離婚届を確認した時に同じ疑問を持っていたので、
専門家に相談した時に、この意味についても質問をしていました。
このチェック欄には意識向上(意識付け)という意味があり、
仮に「いいえ」にチェックをしても、役所から指導を受ける訳ではありません。
ただ子供の将来のためにも、離婚前に話し合うことは大切です。
一郎「証人はどうする?」
離婚届には証人(2人)のサインも必要になるので、
花子は共通の友人にお願いすることを伝え、一郎も受入れました。
一般的に親族(親や兄弟)が証人になるケースが多いです。
(※ 稀に証人になって欲しいというご依頼者様もいらっしゃいます。)
こうして花子と一郎は全ての離婚協議を終えて、
あとは2人で離婚届を提出すれば、協議離婚の成立となります。
一郎「提出日はいつにする?」
花子「出来る限り早く出したいと思ってる。」
話し合った結果、明日離婚届けを出すことになりました。(第23話終了)
離婚届を提出|離婚物語24話もご覧下さい。
(※ 離婚物語全26話の目次はこちらにあります。)
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